朝日ヶ丘スミレ団

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■ 顔も見せないで

先日うち明けられたパー子の告白を思い出しニヤニヤしているミツ夫をコピーがつっつく
コピー「パー子さんが君をね〜」
ミツ夫「ま〜ね」
とまんざらでもない様子でおやつのケーキを食べる
コピー「で?君はどうなの パー子さんが好きなの」
ミツ夫 飲みかけていたジュースを吹き出す
ミツ夫「ば、バカいえ ボクが好きなのはミッちゃんみたいにおしとやかで優しい女の子だい!誰がパー子なんか」
と真っ赤になりながら怒る ミツ夫をコピーは 両腕を頭の後ろに回してしら〜っと眺める
コピー「ふ〜ん」
ミツ夫「ま、パー子がもうちょっと大人しくてやさしい子になったら考えてもいいな」
コピー「ちぇ〜 しょってら〜」
ミツ夫「にゃははは ま、モテる男はつらいって奴さ」
コピー「ミッちゃんには別にモテてないじゃん」
がっくり肩を落とす ミツ夫 
ミツ夫「そうなんだよな〜 ボクがパーマンだって話せたらな〜」
とその時 バッジが鳴りパー着すると窓から飛び出す1号
1号「コピー宿題やっとおけよ〜」
コピー「なんだい ボクばっかり〜!!」
(ミツ夫くんも ホントに気が多いよな ボクなんかユキちゃんだけなのに)
中空で1号を待っていたのは2号〜4号だった。
1号「なんの事件だ」
4号「横浜港で大火災なんや 船上から燃え移った火が港周辺の建物に燃えうつってる
3号「死傷者がでないうちに速くみんなを非難させなきゃ」
1号「よし!行こう」
2号「ウッキー!」
大火災の中 逃げまどう人々をかかえて救出する1〜4号 煙に巻かれパニックになっている人達は悲鳴を上げながらパーマンにしがみつく
1号「しっかりして下さい!もう大丈夫ですよ」
被害者「え〜 やだい どうせならパー子ちゃんに助けてもらいたい」
1号「へこ〜っ」
パー子「さ、もう大丈夫ですよ」
被害者「わーい パー子ちゃん!」
と抱きつく被害者をかかえるパー子 1号 ムッとする。
4号「1号はん このままじゃラチがあかん ここは粗療治や」
1号「よし!みんなパータッチであのタンクの水で火を消すんだ」
貯水タンクをパーマンパワーで持ち上げ パンチで穴をあけ船や建物の火を消す
と、船や建物は黒こげの鉄骨と化してしまったが、死者も出ず みんな軽傷ですんだ被害者達は大喜びでお互いの無事とパーマンへの感謝を唱える
1号「ふ〜・・・」
と額の汗をマスクの上からぬぐう1号にパー子がポケットからハンカチを出してわたそうと近づく、と先ほど助けた被害者が またパー子の手をとり感謝を述べるとまたも抱きつく
被害者「ありがとうパー子ちゃん!君は命の恩人だ」
パー子「きゃ! そ、そんなパーマンとして当然なことをしただけですわ」
とあわてて被害者を引き離すパー子 
事件が解決してそれぞれ帰路につくパーマン達 先に帰った2号と4号 
一緒に空を飛んで帰り道 別れ際にパー子は1号に話しかける
パー子「あの、、1号」
1号は背中を見せたまま 返事もしない
パー子「あの・・・この間のことなんだけど」
1号「何の事?」
ムッとした声で答える1号に 動揺するパー子
パー子「あ、あの、、、私」
1号「今日ミッちゃんと約束があるんだ ミッちゃんはパー子と違って優しくて
おしとやかだからボク大好きさ」
パー子「・・・」
1号「じゃあ 用がないなら行くから」
パー子「1号・・!」
一人上空に残されるパー子
1号「なんだい パー子なんて お転婆ででしゃばりで!」
とイライラしながら帰ってくる1号にマンガを読んでいたコピーがのんびり答える
コピー「おかえり〜」
1号は乱暴にコピーの鼻を押すと、ベットでふて寝を決め込む ミッちゃんと約束なんてモチロンうそだ。こちらはパー子 自宅マンションに帰るとコピースミレがバレエのレッスンをしている、汗をタオルで拭きながらコピースミレはパー子を気遣う
コピースミレ「お帰りなさい つかれたでしょ?」
パー子「1号なんて 大っきらい!」
言葉とは裏腹に涙目になっているのをコピースミレは見逃さない
コピースミレ「また、ミツ夫さんと喧嘩しちゃったの?」
パー子「いいのよ もう! 1号なんて ミツ夫さんなんて」
机の前にすわりガックリ肩を落としているパー子にコピースミレは言う
コピースミレ「素直になって・・・貴方まで意地をはったらダメよ」 
パー子「だって・・・」
コピースミレは今日の出来事をパー子から聞くと
コピースミレ「じゃあ いっそのこと1号の好きなおしとやかな女の子になってみれば」
パー子「そんなの無理よ だってパーマンのお仕事にさし障るわ」
コピースミレ「パーマンのお仕事以外の時よ ミツ夫さんの家に遊びに行った時 やさしくて おしとやかな女の子になればいいじゃない」
パー子「そんなこと・・・」
コピースミレ「出来るわ だってパー子さんはスミレちゃんなんだもん」
パー子「そうね やってみる」
翌日 今日も授業中に居眠りして廊下に立たされ カバ夫とサブにからかわれミチ子に軽蔑され、散々だったミツ夫が学校から帰ってくるとパー子が三つ指そろえて待っている びっくりしてランドセルを投げ出すミツ夫
パー子「おかえりなさいミツ夫さん 勝手にお邪魔してご免なさい」
ミツ夫「何しに来たんだよ」
昨日の火事場の出来事を思い出しムッとするミツ夫
パー子「何しにっ・・・て」
一瞬とまどうが 背中を見せるミツ夫に言う
パー子「私 ミツ夫さんの好みの女の子になろうと思って」
ミツ夫「パー子がボクの好みの女の子に?うひゃひゃひゃ おしとやかで優しい女の子って事?うひゃひゃ・・・」
笑い転げるミツ夫に カッとなるパー子 立ち上がり手を挙げる
パー子「なによ!そんなに笑うことないでしょ」
ミツ夫「ほら見ろ もうダメじゃないか」
パー子振り上げた手をおろす
ミツ夫「やっぱりお転婆パー子がおしとやかになんてなれないよ」
パー子「そんなこと!やってみなくちゃわからないわ」
反論するパー子にミツ夫はニヤニヤしながら言う
ミツ夫「じゃあ やってみなよ」
パー子「ええ そのつもりよ」
ミツ夫「あ〜あ、喉が乾いたな〜 それに宿題もいっぱいあるんだ」
パー子は急いで台所へ行きジュースを持って来るとミツ夫に渡す
ミツ夫「宿題もいっぱいあるんだよな〜」
パー子「宿題は自分でするものよ!」
ミツ夫「おしとやかな女の子は口答えなんてしないんじゃない?」
パー子は仕方なく机に向かって宿題に取りかかる と、そこへバッジの呼び出しが鳴り2人は空へ飛び出す
1号「おっとコピーを忘れてた」
と引き返しコピーの鼻を押す
コピー「また事件なの?宿題ボクがやるの〜?」
不満げなコピーに1号はあっさり言う
1号「今日はパー子が宿題やってくれるから」
事件は銀行強盗で中に人質をかくまっている
1号「犯人は何人ですか?」
近くにいた警官に聞く
警官「あ、パーマン 犯人は一人なんだが銃を持ってて、金庫の前に女性客を人質に
たてこもっているんで、手が出せないんだ」
1号「わかりました。まずは人質の身の安全が第一だ」
2号と3号の方を振り返る 2人は黙ってうなずくと1号の指示に従い 銀行の地下から突入し 犯人を取り押さえる作戦を実行する 3人は少しずつ違う方向から地下を掘り進み2号は他の人質を掘った穴から少しずつ逃がし 3号は強盗の一番近くの女性を救出する そして1号が犯人を後ろから取り押さえる予定だったが、目測を謝った1号がなんと 犯人の目の前に現れてしまう 銃を1号に向ける強盗 なすすべもない1号
その1号を救ったのは 3号 強盗をなぐりつけ銃をへし折る
一件落着した物のかっこのつかない1号は3号にやつあたりをする
1号「やっぱりパー子はお転婆だ とても女と思えない」
3号「なによ!助けてあげたのに」
1号「助けてくれなんて言った覚えはないや だいたいおしとやかな女の子があんな乱暴するもんか」
3号「いいわよ もう1号なんか」
と先に行ってしまうパー子の後ろ姿に怒鳴る1号
1号「おーい宿題やってくれないのかよ〜」
ぶつぶつ言いながら空を飛んでいる1号にミチ子が自宅のベランダから声をかける
ミチ子「パーマンお疲れさま ケーキがやけたんだけどいかが?」
喜んでミチ子の家でケーキをごちそうになる1号
1号(やっぱりミッちゃんはいいな パー子と違っておしとやかでやさしくて)
ミチ子「私 前から聞きたかったんだけどどうしてパーマンみたいな人がミツ夫さんとお友達なの?」
1号「どうして・・・って」
ミチ子「だってミツ夫さんって本当にだらしないのよ 今日も学校で居眠りして立たされたし」
1号「ミツ夫くんはみんなが思っている程ダメじゃないよ ミチ子さん」
自分の正体を明かせない1号はそう答えるのがやっと 思う人には思われず 思わぬ人には・・・と複雑な心境のまま家に帰る1号をコピーが出迎える 部屋はいつになくかたづいていて 机の上には花までかざってある
コピー「おかえり〜 パー子さんが宿題して 部屋を掃除して ママの手伝いまでしてってくれたよ」
1号「ふ〜ん」
コピー「ねぇ パー子さんのことどうするの?」
1号「どうもしないさ」
とコピーの鼻を押す そんな事が何日かつづいたある日 久しぶりにパーヤンが大阪から遊びに来た パーヤン運送の仕事で近くまで来たのだ いつになく片づいているミツ夫の部屋を見回し 首をかしげる
パーヤン「なんや しばらく来ないうちにキレイになりましたな」
1号「うん まぁね」
となんて事ない顔をする1号 そこへジュースをおぼんにのせてパー子が現れる
パー子「どうぞ」
パーヤン「あ、パー子はんも来てたんでっか」
1号「パー子 もう帰れよ」
ともうほとんどないジュースをすすりながら言う1号
パー子「でも まだ買い物が済んでないし」
1号「もう いいから帰れよ」
と突き放す1号に パーヤンは唖然とする
パーヤン「どうなってん?」
コピー「最近 ずっとこうなんだよ」
2号「ウッキー」
1号「なんだよブービー!パー子が勝手にやってるんだ ボクの知ったことか」
パーヤン「なんや事情がありそうでんな〜」
と今までのいきさつを聞かされる
パーヤン「1号はん わいはあんたを見損いましてん」
1号「なんだよ パーヤンまで」
パー子「いいのよ 愛する人の為に乙女は・・・」
とバックにバラの花を散らしてウルウル目で言うパー子
パーヤン「いや 言わしてもらう1号はんは卑怯や」
2号「ムッキャ」
コピー「ボクもそう思うな」
1号「なんだよ みんなして どうしてボクがせめられるんだい!」
パー子「ホントにいいのよ 私が好きでやってるんだから」
と1号の前に両手を伸ばしてかばうパー子に1号は彼女を突き飛ばす
1号「パー子が悪いんだぞ!」
パー子「・・・1号」
1号「ボクの事が好きだって言ってるけど 顔も見せないでそんなこと言われても信用できないよ」
パー子「・・・いいわよ!もう1号なんて」
と飛び出していくパー子に残されたメンバーも後味が悪いまま帰宅する
コピー「ミツ夫くん」
1号「うるさいな!」
と飛び出す1号 空を飛びながら思う
1号「そうさ、顔も見せないくせにパー子がボクを好きだなんて信用できるもんか」
さっきの1号の台詞が繰り返し耳から離れないパー子 マンションに帰るとコピースミレが旅支度を調えている
パー子(そうだ、明日からしばらく仕事で日本を離れるんだっけ・・・)
コピースミレ「パー子さん 大丈夫?」
顔色の悪いパー子を気遣う パー子は精一杯の笑顔を見せる
パー子「ええ大丈夫よ 明日からの海外レポート張り切っていきましょ」
スミレの仕事は「世界クイズまるごと」という番組のレポートだった。世界のいろいろな国に行き その場所ならではの風習や職業を問題にする 今回は遠くアイスランドからのレポートだ 滞在期間も1週間と長期でパーマン活動も出来ない バードマンには大分前に許しを得ているがパーマン達にはとうとう伝えそびれてしまった。
スミレ(昨日の帰りにでも言おうと思ってたんだけどな)
翌朝 飛行機に乗り込むスミレは思う 飛行機の窓から見える雲のジュータンを見ながら昨日の1号の顔と声がよみがえる(顔も見せないで好きだと言われても信用できない)確かにそう思われても仕方ない でもスミレは1号にパー子としての自分を好きになって欲しかった 星野スミレはみんなのアイドルで優等生 そんなイメージを持つ自分の顔を見せたらパー子としての自分を理解されないままになってしまいそうな気がした。

こちらは1号 パー子が出入りしなくなって4日がすぎた 事件も得になく 1号は2号と淡々とパトロールするのが唯一のパーマンになる時となっていた
1号「まったくパー子の奴 何日パトロールをサボるつもりなんだ」
2号「ウッキャ!」
1号「わかってるよ パー子にあったら謝るよ まったくなんでボクがあやまんなくちゃいけないんだ」
2号「ウッキー!」
1号「わかってるよ 怒るなよブービー」
この4日間 パー子の事を思わない日はなかった パー子に告白され自分の好みの女の子になろうとしたパー子を疎ましく思いながらも まんざらでもなかった でもなんだか調子が狂ってイヤだった なによりパー子らしくなくてつき合いにくい
いつも強気でお転婆で それでもスカートの中の話しをすると頬を赤らめてスカートを押さえる その後殴られるけど・・・そんなやりとりが楽しかったのになぁ
2号と別れて空を飛んでいる1号にミチ子が又声を掛けてくる 喜んで下に降りると
そばにハル三 むこうの角からカバ夫とサブが登場
ハル三「やあ 君たちいいところに来たね これからボク家のハイビジョンテレビで星野スミレコンサートの再放送を見ようと思ってたんだ 君たちの家のテレビとはくらべものに・・・」
とまくしたてるハル三の言葉より スミレのコンサートというのがみんなの心をとらえた
ミチ子「パーマンもスミレちゃん好き?」
1号「モチロン!」
と答えてから(ミチ子さんが一番好きですというべきだったかな?)と気を回している1号にミチ子はニッコリ笑いながら言う
ミチ子「私もスミレちゃん好きよ 私たち気が合うわね」
コンサートの再放送を巨大画面で見ると流石にハル三が自慢するだけはある 手をのばせばスミレに手が届きそうな臨場感
カバ夫「いいな〜 スミレちゃんは」
サブ「歌も芝居も上手で・・・」
ミチ子「女の私から見ても可愛いものね〜」
1号はあこがれのスミレの姿を見ながらなぜかパー子を思っていた。その再放送画面を割って臨時ニュースが流れるアナウンサーが緊張した面もちでニュースをつげる
アナウンサー「番組の途中ですが、星野スミレさんが仕事中 事故にあい行方不明・・」
アナウンサーの声をかき消す みんなの悲鳴とパーマンバッジの呼び出し音 1号は上空で2号と4号に落ち合う 
1号「パー子は?」
4号「いくら呼んでも応答がないんや」
2号「ムッカー」
2号が1号のマントをひっぱる それを見た4号が1号に言う
4号「まだ、仲直りしてなかったんかい」
1号「パー子が呼び出しに応じないんだい!」
4号「しゃあない 今回は3人でいこうかぁ」
1号「スミレちゃん!今いくからね」
と3人はパータッチして一路アイスランドへ そのころスミレは暗く冷たい氷の中に閉じこめられていた。彼女の閉じ込められているのは巨大な氷の洞窟 その洞窟の上で一人レポートをしていたスミレが薄氷の上を歩き下に落ちてしまったのだ。大騒ぎで救援隊を呼ぶスタッフや、半狂乱になっているスミレのマネージャーの騒ぎも氷の洞窟の中にいるスミレの耳にはまったく聞こえない 突き刺すような寒さと静けさがスミレの心をも凍てつかせる 立ち上がろうとして足首に激痛が走る どうやら落ちた時に右足を捻挫したらしい。ポケットの中にパーマンセットがある、でもここで変身したらパー子=スミレというのを公言するようなものだ コピーロボットはロケバスのボストンバックの中、せめてパーマンバッジで救援を呼ぼうとバッジを取り出すが、バッジは何の反応もしない 不安が心に広がる、こうなったらパー着してここから飛びだそう、後のことはどうにでもすればいい、思い切ってパー着すると氷の壁をパンチしてみる ズズーンというにぶい音 天井からの氷がバラバラと落ちてくる だが壁には穴があかない 手に血がにじむ
パー子「ダメだわ・・・」
恐怖と寒さで思考がまとまらなくなって来る そのころパーマン達はようやく現場についた。パーマン達をいち早く見つけたスミレのマネージャー 1号にすがりつく
マネージャー「早く!早く スミレちゃんを」
1号「わかりました。スミレちゃんは僕たちが必ず」
パーヤンは 救援隊の一人から現場の常態を聞き出すと 難しい顔をして戻ってくるスミレが閉じこめられている洞窟は半分以上海に沈んでいて 洞窟というより氷のエアーポケット(氷が完全にかたまる前に真ん中に空気が入っている空洞)のようなもので、上からクレーンで穴を開けると氷つぶてがスミレを押しつぶしかねない スミレの落ちた穴はすでにこの寒さで堅い氷になっている ドリルで穴を開けるにも時間がかかりすぎる上 地盤がゆるんで他の氷がくずれかねないというのだ。
パーヤン「どないする?1号はん」
1号「海から行こう 海の中から凍りを割って中にいるスミレちゃんを救出しよう」
2号「ウウッキャア」
すでに寒さで震えている2号が悲鳴を上げる、パーヤンも1号の無茶な発想に意義を唱えるが 結局 2人とも他に方法がないと防寒用のウエットスーツに着替えると氷山の浮かぶ氷の海へ入る
パーヤン「う・・・このままじゃわいらが先におだぶつや」
1号「さぁ いそぐぞ!」
と3人はパータッチして氷山に穴を開ける為パンチをする 3人のパーマンパワーでも氷に開けた穴はなかなか広がらない、冷たさで3人は正気を失いそうになるが誰ともなく大声を出し始める
1号「今 助けに行くよー!」
パーヤン「大丈夫かー」
ブービー「ウッキャー」
氷の中に閉じこめられたパー子はバッジを握りしめ もうろうとする意識の中遠くから聞こえてくる音に耳を傾けていた、氷が削られる様な不快音
パー子「なにかしら・・・?」
と、その時バッジの中から1号〜4号の声が聞こえて来る
1号「スミレちゃーん大丈夫か〜い」
4号「わいらが今行きまっせー」
2号「ウッキー」
パー子「みんな!」
みんなが助けに来てくれた!!これで助かる・・・ 1号を先頭にようやく氷の穴から彼らの姿が見え始めた あわててマスクとマントをはずそうとすると上から大きな物音と氷の山が落ちてくる パーマン達のパワーで氷が振動をおこし 地盤がゆるんだのだ 中空に逃れた物の、落ちてきた物を見てびっくりするパー子 ロケバスが一台丸ごと落ちてきたのだ 上には大きな穴が空いているパー子は自分のボストンバックを取り出し コピーロボットの鼻を押す
パー子「天の助けとはこのことね」
スミレ「どうなってるの?」
パー子「実はね・・・」
とそこへ1号達がたどりつく、上からは救援隊がのぞき込んでいる と一件落着とおもいきやロケバスの落ちた衝撃で氷山はグラリと一回転する パー子一人冷たい海の中に落ちていく
パー子「きゃ!ブクブク.。o○」 
コピースミレ「きゃ〜っつ!!」
彼女の上にも氷のつぶと冷たい海の水が襲いかかる
1号「あぶない!」
コピースミレを抱えて上空に舞い上がる1号 パーヤンと2号も無事上空に舞い上がる
1号「大丈夫ですか?スミレさん」
コピースミレ「あ、ありあとう・・・でもパー子さんが」
1号「え!パー子が?」
コピースミレをスタッフの元ににおろすと1号は単身 また氷の海へ
パーヤン「1号はん どないしたんや?」
コピースミレ「パー子さんが・・・」
涙目で事情を話すコピースミレ パー子が自分を助けに来てくれた、氷の割れたショックで海の中に落ちてしまったと・・・
パー子は気を失ったまま氷の海を沈んでいった 幸いとっさに加えたバッジのおかげで息は出来ていた。1号は冷たい海の中でパー子を見つけると彼女を抱えて氷の上へ
1号「パー子 パー子!」
軽く頬をたたいても彼女の身体は氷のように冷たい
1号「・・・パー子」
彼女との思い出がよみがえる 出会ってすぐに喧嘩して そのあと命を助けられ、「あなたみたいにドジな人初めてみたわ 平らなところで転ぶなんて・・・」
そんなパー子の言葉が頭に浮かぶ




1号「まったく・・・ドジだよ・・・ボクは・・こんな時に 初めて分かるなんて・・ボクは君のこと・・・」
パー子の胸に顔をうずめる1号 肩がふるえている
1号「死なないでくれ パー子・・・ゴメンよ・・・今まで意地をはってて気が付かなかったんだ・・・」
一人涙をこぼしながらいう1号 パー子は1号の体温でだんだんと意識を取り戻していく
1号「死なないでくれ・・・ボクは君が一番好きなんだ・・」
パー子「ミチ子さんは・・?」
1号「ミッちゃんより好きさ!」
パー子「スミレちゃんは?」
1号「スミレちゃんよりずっと!」
パー子「それ・・・ホント?」
1号「え!? ぱ パー子!!」
パー子「ねえ それホント?」
と起きあがるパー子 あわてて彼女に背中を見せる1号 そこに2人を捜しに来たパーヤンとブービーが現れる
1号「なんだいパー子!ドジだな スミレちゃんを助けに来て自分が助けられるなんて」
パー子「話しをそらさないでよ ねえ もう一回言って」
1号「(・u・)>ベーだ!」
パー子「なによ〜1号の意地っ張り〜」
パーヤン「なんや、心配してソンしたわ なぁブービーはん」
2号「ウッキ〜」
と空をおいかけっこする1号と3号を見て肩をすくめる2号と4号


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