朝日ヶ丘スミレ団

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■ コピースミレ 1号編

1号は宝石泥棒を追跡中だった、上空から主犯格の男を追う 路地に紛れ込む男を追いつめる
途中の道で別れた子分らしき男2人は違う方向へ逃げていく
バッジで他のパーマン達を呼び、応援を頼む1号 主犯格の男を捕まえると 上空から子分を捕まえた2号と4号が現れる ホッとしているとパー子からせっぱ詰まった声で連絡が入る
1号「こちら1号」
パー子「助けて!スミレちゃんがロケ中に事故で・・・洞窟の下敷きに」
1号「わかったすぐ行く!」
1号が駆けつけると パー子が泥だらけになりながら洞窟だったらしい土くれの中をほじくっている
1号「パー子 スミレちゃんはまだ見つからないのかい?」
振り返るパー子は悲壮感を漂わせて言う
パー子「あ、あっちの方でスミレちゃんの声が」
とパー子が指さす方へ飛んで行ってみるが スミレどころか、人の姿は見受けられない
1号「パー子の奴 いないじゃんか・・」
と1号はパー子の方へ戻ってくると 下の方でよろけながら歩いているスミレを発見する
1号「あ、スミレちゃん」
スミレ「ああ、パーマンこわかったわ 洞窟が崩れて来て・・・私」
1号はスミレになぐさめを言うが ついでにパー子の悪口も言う
1号「もう 大丈夫ですよ それにしてもパー子が側についてながら何やってんだ肝心な時に役にたたない・・・あれ?パー子はどこ行ったのかな?」
スミレを抱えながら言う1号 パー子の姿は見当たらない
1号(まったく!パー子の奴)
その日からパーマン達は殺人的な忙しさに見回れる 水難事故や強盗・交通事故・火災
1号「まったくパー子の奴!いったいどこで何してんだ」
2号「ウイ ウイ」
4号「こうも忙しい時に一人 足りないのは痛いな〜」
事件は連日連夜 休む間もなくパーマン活動を強いられる
今日もデパートの火災 消防署のホース片手に1号・2号・4号が
消火活動をする 1号のバッジからパー子の声がする
1号は思わず声を荒げて言う
1号「パー子 今まで何してたんだ!とにかく早く来てくれ」
パー子は久しぶりのパーマン活動で大ハッスルする デパートの火災で消火活動をし救出活動に従事した

パーヤン「やっぱりパー子はんがいると仕事がはかどるな〜」
2号「ウッキー」
1号「まったく 今までなんで応答しなかったんだ 君が正体を証さないから連絡もとれないんだぞ いい加減 マスクを取って顔をみせろよ」
とこじつけてマスクをはずそうとすると パー子は1号を突き飛ばすと 1号は反対側のビルにぶちあたりひらひらと落ちていく
パー子「あら、やりすぎちゃった・・・」
1号は怒ってパー子に噛みつこうと下から上がってくるとパー子の姿はない
1号「パー子のお転婆!ヒステリー!」
パー子の姿がないのに彼女に怒りをぶつける1号 その後も1号は近所の川でおぼれた子供を助けたり 車にひかれそうになったお婆さんを助けたりで大忙し いそいで家に帰るともう夜の7時を回るところ
1号「ああ、間に合った」
コピー「よかったね ちょうどこれから始まるところだよ」
そういうとマスクとマントをはずさず1号はコピーと2人テレビに釘付け テレビのタイトルが映る
「アイドルの素顔にせまる! 今週は星野スミレちゃん」
1号とコピーは2人で飛び上がって喜ぶ 番組の中では普段見ることの出来ない スミレのロケバスの中の様子や、ロケの休憩時間などのスミレの姿が映されている スタッフの中でお弁当を食べたり 共演者の俳優とおしゃべりしている姿
コピー「へ〜 普段のスミレちゃんてあんな感じなんだ〜」
そういうコピーの台詞に1号は キャンプ場での事を思い出す
1号(・・・これはやっぱりよそいき顔だよ もっとスミレちゃんは可愛いさ)
とキャンプ場での屈託のない笑顔を思い出しながら1号は思う 番組はスミレの1日を追っているのだが
誰もがスミレのハードスケジュールぶりに驚く 司会者もフリップに描かれたスミレのスケジュールを見ながら驚き顔で言う
司会者「これじゃあ もう一人 スミレちゃんが必要ですね〜」
1号は司会者の台詞を聞いてとなりでテレビを見ているコピーを見る
1号(スミレちゃんにもコピーがいればいいのになぁ)
と番組ももう終わりに近づいてきた頃 またもバッジの呼び出し音
1号「パワッチ! スミレちゃんも頑張ってるんだからボクだって」
と夜空に飛んでいく1号 道路で木材を積んだトラックの鎖が切れて丸太が道路にぶちまけられてしまっている すでに来ていた2号と4号が丸太をかき集め トラックに積み直している 1号も一緒に丸太を拾いトラックに積み直す 一人送れてくるパー子
パー子「ごめんなさい おそくなっちゃって」
1号「そうだよ!最近 たるんでるぞ パー子」
パー子「ごめんなさい」
そう言いつつ丸太を運ぶパー子 最近 遅刻常習犯のパー子を少し締めてやらなきゃ!と内心思っている1号の頭上に 丸太が落ちてくる
1号「わ!危ない」
とあわててよける1号 上にはパー子が舌を出して謝る
パー子「あ ごめんなさい ちょっと手が滑って・・・」
1号「ムキーッ!まったく!!ボクを殺す気か!?」
パー子「そんなつもりじゃ・・ごめんなさい1号」
素直に謝られてどうにも調子が狂う1号
1号「もう いいよ 早く片づけよう」
かたずくとパー子はさっさと帰ってしまう またも1号はパー子に説教をしそびれたと悔やむ
1号「パー子の奴!」
その日からパー子は呼び出しに応じなくなる
1号「あいつ絶対 たるんでる 今度合ったら見てろ〜」
事故や事件 災害は パーマン達をフル活動させる クタクタになって帰ってきた1号をコピーが出迎えるという
コピー「ミツ夫くん スミレちゃんが入院したんだって」
1号「ええ?」
ミツ夫「スミレちゃん・・・大丈夫かな」
ミツ夫は先日 キャンプ場でスミレと友達になり アイドルとしてでない彼女を心配していた パーマンになればスミレのお見舞いに行けるかもしれない
ミツ夫は1号になると病院に行き看護婦にスミレの見舞いに来たというと看護婦はパーマニアらしくホントはいけないんだけど・・・といいつつ病室まで案内してくれた。
病室に入ると 回りを見渡しマスクとマントをはずすミツ夫 マンションの一室を思わせる広い個室にファンからのお見舞いが所狭しとおかれている スミレはベットのカーテン越しに眠っている様だ。
ミツ夫「スミレちゃん」
そっとつぶやくとスミレは静かに目を開ける この間合った時とは比べものにならないくらい元気がないが ミツ夫の姿を見ると微笑む
スミレ「ミツ夫さん・・・来てくれたのね」
たよりなげな声でスミレは言う 
ミツ夫(可哀想に・・・)
スミレ「ごめんなさい・・・今 とても起きあがれないの」
と体制を直そうとして力が入らないのがミツ夫の目にもわかる
ミツ夫「あ、無理しないで ゆっくり休みなよ」
スミレ「あの・・・パーマン達 相変わらず忙しいのかしら?」
ミツ夫はここ最近の忙しさに悲鳴をあげていることをスミレに話す
ミツ夫「それにパー子が最近 連絡取れなくて あ、スミレちゃん パー子の事知らない?」
スミレ「え、ええ、、、でもそのうちきっと元気な姿を見せてくれるわ」
ミツ夫「そうだね!スミレちゃんも少しパー子に力わけてもらいなよ あいつ力ありあまってるんだから」
と冗談を言うミツ夫 スミレは元気なく やっと笑う。
お見舞いから帰る途中 上空で1号はまたもバッジに呼び出され事件現場に急行する
夏休みだというのに、これじゃちっとも遊べない。
毎日 毎晩 ひっきりなしに事件が起こる 水難やダムの決壊・強盗・ハイジャック 「平和」って言葉を忘れてしまう
1号「ウッキ〜!!なんだってパー子は来ないんだ」
2号「ウッキ〜!!」
上空で地団駄を踏む1号 その隣で同じ行動をする2号
4号「ホンマ・・・連絡くらいくれてもいいのになぁ 何かあったんかな?」
1号「まさか!きっとパー子の奴 一人でハワイあたりで遊んでるのさ」
連日連夜の事件で気が立っている1号 でも内心 連絡の来ないパー子を心配もしていた。
1号「そうさ まさかあのパー子に何かあるわけない」
2週間がすぎ、久しぶりに事件がなかった夕方 ミツ夫は自室のベットで昼寝中
ミツ夫「にゃははは・・まぁまぁ2人とも・・・」
ミツ夫はミチ子とスミレに両方からひっぱられデレデレになっている
どこかの南の島で しかも水着姿だ。
ミチ子「ミツ夫さんは私のボーイブレンドなのよ スミレちゃんにだってわたさないわ」
スミレ「私だってミツ夫さんのガールフレンドよ ね ミツ夫さん」
ミツ夫「にゃははは まぁまぁ2人とも・・・」
なんとも都合のいい夢だ。がその夢の中でパー子がバッジを鳴らしながらミツ夫を連れて行こうとする
ミツ夫「よせよパー子 やめろってば〜」
パー子「ミツ夫さん ミツ夫さん 1号 事件なのよ早く来て」
ミツ夫はバッジの音が現実だと気が付くと飛び起きて 応答する
ミツ夫「はい こちら1号」
パー子「あ、あのミツ夫さん」
ミツ夫「パー子!!」
パー子「あの、ごめんなさい 今まで連絡もしないで」
ミツ夫「まったくだよ!今までどれだけ大変だったか どうせ君はどっかの南の島ででも遊んでるんだろ!」
パー子「・・・・そんな」
ミツ夫「もう いいよ!パー子なんかいなくても平気だから」
パー子「あ、じゃあ・・・」
ミツ夫「あ パー子! パー子!!まったくなんだい!!」
バッジを投げ捨てる、ミツ夫 なんて勝手なんだ こっちがどれだけ大変だったか パー子を心配してたか分かるもんか!ミツ夫は又 昼寝の続きをするが もうあの都合のいい夢は見れなかった。
その日の夜 若草病院の近くが山火事になる 連日の猛暑に自然発火したらしい パーマン達は緊急出動すると 地元 消防隊と共に消火活動に従事するが 炎は勢いを増すばかり
1号「とにかく町に火が燃え移らないようにしよう!」
とパーヤンとブービーに指示をし 町近くにある木を切り倒し それに水を掛ける
パーヤン「こりゃあとても手が足りん!せめてパー子はん がいてくれたら・・」
1号「パー子なんていなくたって平気さ」
そういいつつ、今日 彼女への言葉を思い出す1号 一方スミレは病院から山火事の様子を窓から見ていた。パーマン達や消防隊員の消火活動のカイもなく山火事は大きくなるばかり、。
1号は煙に巻かれ 熱さで立ちくらみを覚える その1号の方に倒れてくる大木
1号「うわぁ〜〜〜っつ!!」
下敷きになる!! と頭を抱え込む1号の耳に 聞き慣れた声がする
パー子「私がいなきゃ やっぱりダメじゃない」
1号「パー子!」
見ると倒れてくる大木を持ち上げているパー子がニッと笑っている
パー子「さ、早いところ火を消しちゃいましょ」
とパー子は消防隊員から借りてきた巨大なシート(ビル火災などで逃げ遅れた人を救助するためのシート)を持ち出すと 他のパーマン達に手伝わせて湖の水をそのシートにすくい取り 山の真上から水をぶちまける 4人だから出来る荒技だ そんな事を2・3回くりかえすと炎は消え あたりには白いケムリが立ちこめる
1号「ありがとう 君のおかげだよパー子」
振り返ると彼女の姿はない と焼け野原になった下の方でうつぶせに倒れているパー子を発見する 1号は彼女に近づく
1号「パー子、パー子 こんなところで寝るなよ・・・よーし今がチャンス 顔を見ちゃえ」
と彼女を上向きにさせマスクをはずそうとするが 火の様に熱い彼女の体温にびっくりする1号
パー子「若草・・・病院に・・・連れって・・て」
うわごとのように言うパー子を抱えて病院に運ぶと スミレの主治医が診察室で激怒する
医師「こんな身体で 消火活動したなんて!! まったく近頃の女の子は無茶が過ぎる!」
医師が言うには極度の疲労で絶対安静が必要だという 意識のないパー子 医師は1号に矛先を向けて怒る
医師「君も友達ならもっと彼女を思いやってやれ!男がそんなんだから女が強がって無理するんだ!!」
1号は 夕方パー子に言った言葉を後悔していた。
1号(まさか・・・パー子が・・・ボクはなんて事を言っちゃったんだろう)
その医師と1号の所へ看護婦があわてて入ってくる
看護婦「スミレちゃんが 星野スミレが病室にいません!」
医師「なんだって?あの身体でどこに行ったんだ? あ、パーマンくん パー子くんはそのままで大丈夫だ、スミレくんを一緒に探してくれ」
1号は意識のないパー子を一目見てから 診察室を抜け 医師や看護婦と共にスミレを探す。
1号が病院の屋上に行ってみると スミレはコピーロボットを抱え込むように倒れ込んでいる 
1号「スミレちゃん!・・・これは?パー子のコピーロボット」
1号は思う
1号(そうか・・・パー子の奴 スミレちゃんにコピーを貸してたんだ だから・・・バカだなあいつ)
そう思うとなんだかいたたまれない気分になり スミレを病室に返すと パー子のいるはずの診察室へ
1号「パー子!パー子?・・・もう帰っちゃったのか・・・ そっか スミレちゃんはコピーをパー子に返えそうとして屋上に・・・」
その1号にまたしても医師が怒り出す
医師「あの身体で一人で帰ったのか!?まったく無茶もいい加減すぎてる」
1号「はぁ・・・すみません」
医師「さっきも言ったが もっと仲間を思いやってくれ1号くん」
1号「はい」
医師の言葉は1号の心に突き刺さる ここ最近の自分のパー子への態度はひどかったな・・・事情もしらないで、パー子はコピーなしでパーマン活動を続けていたなんて・・・その為に身体まで悪くしていたなんて バッジでパー子を呼んでみようと思ったが、あの様子ではきっと応答しないだろう
1号はスミレを見舞ってから帰ろうと スミレの病室をおとずれる スミレはまだ意識がない
パー子のコピーロボットをスミレの枕元に置く1号 自分は当分パー子には会えないだろう スミレちゃんにパー子が貸していたいのなら スミレちゃんの所にコピーを置いておくべきだ スミレちゃんは自分よりパー子と親しいらしいし・・・コピーを貸すくらいなのだから。スミレが目を開ける 
1号「大丈夫?」
スミレ「え、ええ」
1号「びっくりしたよ スミレちゃんが屋上に倒れてた時には」
スミレ「・・・」
1号「パー子にコピーロボットを返そうとしたんだろ?あいつもバカだよな〜」
スミレ「え?」
スミレはちょっと驚いているようだ。
1号「いくらスミレちゃんが忙しいからって、自分のコピー貸しちゃうなんてさ それで自分が倒れちゃしょうがないのに」
スミレ「パー子さん・・・は?」
1号「あ、スミレちゃんを探してる間に 帰っちゃった 自分で帰れたからきっと大したことなかったんだよ」
スミレ「あの・・・パー子さん・・」
1号「あ、大丈夫 大丈夫 パー子の事だから一晩寝ればきっと元気になるよ」
 空を飛んで帰路につく1号は思う
1号「パー子・・・無事に家に帰れたかな」


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