朝日ヶ丘スミレ団

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■ アルジェとアルファ

  • 子犬現る(2000/05/07)
     それは、春のうららかな昼下がりだった。朝日ヶ丘小学校の裏山で、アルマイトは休息という名目の昼寝をしていた。放課後ならいざ知らず、こんな時間には誰も来ない。
     目を覚ましたときには、すでに日は傾いていた。円盤にもたれかかっていたアルマイトは、あわてて立ち上がる。  「まずい!又寝過ごした!」
     円盤に乗り込もうとした時だ。足下で何かが動いた。目を向けると、一匹の犬が丸まっていた。まだ子供らしい。しきりにアルマイトのブーツを舐めている。
     「なんだ?腹でも減ってるのか?……犬って、何を食べるんだっけ?」
     アルマイトは子犬を抱え上げた。どうやら野良らしく、首輪も付けていない。しばらく考えた後、アルマイトは子犬を抱いたまま、円盤に乗り込んだ。
     「帰って、調べてみるか」

  • かわいい〜!(2000/05/10)
     「まあ、かわいい!」
     駆け込んできたのは、橙のマスクに、紺色のマントの女性だった。アルジェの初めて見る顔だ。

  • ミナ・ヘブルです・・・(2001/08/30)
     「君は?」
     尋ねるアルジェに、彼女は一礼した。
     「失礼しました。私、養成学校から研修に来た、ミナ・ヘブルです。ミナって呼んで下さい」

  • ワンちゃん…(2006/03/18)
     「おい、いつまでも犬と戯れている場合じゃないだろ。パトロールはどうしたんだ」
      ミナの教育担当である、エクタルがやってきた。青いマスクに白いマントといういでたちの男性だ。
     「行くぞ、ミナ。アルジェも適当にしろよ」
     ミナは、未練たっぷりに部屋を出ていった。


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